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AutoCADとJw_cadの機能比較

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AutoCADとJw_cadの機能比較 どこが違うの?AutoCADとJw_cad

初めてCADを学ぶ/導入する時、「そのCADソフトをどれにするか?」は重要な問題だ。必要に応じさまざまなCADを使いこなせるようになれれば理想的だが、その実現は容易ではない。だからこそ、その理想に近づくためにも、最初の選択は慎重に行う必要がある。ここでは入門CADとして検討されることが多いAutoCADとJw_cadをピックアップ。さまざまな角度から両者を比較していく。

AutoCADとJw_cadの違いは何処にあるのか?

AutoCADとJw_cadは、わが国の建築/製造業界で最も広く使われる汎用CADソフトである。AutoCADは多数のシリーズ製品があるが、中でもAutoCAD LTはJw_cadと同じく2次元製図のための汎用2次元CADで、しばしばこの両者が初心者の入門CADとして検討されている。しかし、AutoCAD LTとJw_cadの開発母体や設計思想は大きく異なっており、そのことがCADソフトとしての決定的な違いを生みだしている。

AutoCADは、1980年代にアメリカ・オートデスク社が開発した業務用CADの始祖的存在である。以来、世界中でローカライズされながら爆発的に普及し、いまや高機能な世界標準CADとして確固たる地位を築くに至っている。一方、Jw_cadはパソコン通信時代の日本のあるフォーラムが中心となって、中小企業や設計者向けに開発されたフリーウェア。ユーザーはほぼ日本国内に限られるが、作図ツールとして利用されている。

より入手しやすいのは?

オートデスクの「商品」であるAutoCADに対して、Jw_cadはフリーウェア、すなわち無料配布されているCADソフトだ。その公式ホームページやオンラインソフト紹介サイトなどから、自由にダウンロードして使うことができる。コストという点では、Jw_cadの方が入手しやすいのは間違いない。だが、高価と言われていたAutoCADも、新たに創設された新ライセンス「サブスクリプションメンバー」により、以前よりはるかにローコストで導入し、無駄なく活用できるようになった。

オートデスクの新しいサブスクリプションメンバーの一番の特徴は、ユーザーが使用期間分だけのライセンスを自由に選んで購入できる点にある。具体的には「3カ月」「1年」「2年」「3年」という4つの選択肢の中から、CADが必要となるプロジェクト期間やメンバー数などに合わせて期間を選び、プロジェクトの状況に応じてライセンス数を増減させるなど、柔軟な活用が可能となっている。これによりコストの面からも、AutoCADは一段と入手しやすくなったといえるだろう。

オートデスクが提案する新たなライセンス形態「サブスクリプションメンバー」とは?
Autodeskサブスクリプションメンバー

期間を決めて購入 期間を決めて購入

3ヶ月単位のサブスクリプションメンバー 1年単位のサブスクリプションメンバー 2年単位のサブスクリプションメンバー 3年単位のサブスクリプションメンバー 3ヶ月単位のサブスクリプションメンバー 1年単位のサブスクリプションメンバー 2年単位のサブスクリプションメンバー 3年単位のサブスクリプションメンバー

「サブスクリプションメンバー」は、ユーザーのニーズを受けて登場した新たなライセンス形態。ソフトウェアのフル機能を利用できる点は従来の永久ライセンスと同様だが、“使用期間を選択できる”ことが決定的な違いとなる。

操作を習得しやすいのは?

同じ2次元汎用CADながら、AutoCADとJw_cadの操作感は大きく異なる。AutoCADの基本操作は、キーボードで打ち込み描き込んでいくというパソコン的な感覚だ。ずば抜けて多機能・高機能なCADだけに、確実に使いこなすには、メーカーが提供している講座など適切な訓練を受けるのが確実だ。対するJw_cadの操作感には、このCADが再現を目指していたドラフターの手書き感覚が残っている。特に「クロックメニュー」や「AUTOモード」等では、キーボード操作は数値や文字の入力程度。コマンドボタンさえあまり使わない。慣れれば直感的な操作も不可能ではないが、その操作法自体が独特で他のCADに応用しづらいのが悩ましい。

CADの操作習得にあたっては、スクールや各種講座の利用、あるいは参考書やカスタマサポートを利用した自学習が一般的だ。AutoCADではオートデスク社のバックアップもあってさまざまなスクールや通信講座が整い、各種のマニュアル本も豊富に揃う。ユーザーはそれぞれのペースで修得することができるだろう。これに比べると、Jw_cadはCADの修得環境は充実しているとは言いにくい。講座や参考書類も十分ではなく、ユーザー自身がWebで調べたり、熟練者に聞くなどして独学していく必要もありそうだ。

Autodesk→Web、動画、マニュアル、セミナー Autodesk→Web、動画、マニュアル、セミナー

ユーザーコミュニティやソーシャルメディア、トレーニングなどを通して、AutoCADやAutoCAD LTを学習する学生や設計者をオートデスクがサポートしている。

機能を具体的に比べてみると?

2次元で図面を描いて編集し、保存し、印刷する――という汎用CADとしての基本機能に関しては、AutoCADもJw_cadも大きくは変わらない。特に作図に徹したJw_cadは、その独特の操作方法に慣れることができれば、作図作業に関しては、それなりに使うことができる。これに対してAutoCADの得意技は、単に作図ということだけに留まらない。多種多様な業務に幅広く対応する多機能、高機能なCADなのである。

この「拡張性の高さ」に関して、AutoCADが特徴的なのはAutoCADシリーズやそれ以外のオートデスク製品、サードパーティーのアドオンソフト等との連携により、業界に特化した専用機能など多彩な機能を容易に付加できる点にある。これらを十分使いこなせれば、極論すれば設計とそれにかかわる関連業務において、AutoCADはほとんど「できないことはない」のである。一方、Jw_cadも外部変形という拡張機能で機能を付加できるが、やはり、それも作図に関連した機能が中心となっており、AutoCADのような広汎な機能の広がりは難しいようだ。

  • API→AutoLISP(独自)、ObjectARX(C++標準)、JavaScript API、ActiveX(COM)、.NET API(.NET)

    AutoCAD誕生当初から搭載するAPI(ApplicationProgramming Interface)によって、さまざまな業種にフィットしたコマンドや機能拡張が可能。現在では、クラウド利用も考慮したJavaScript APIも含め、5つのAPIが用意されている。

  • Autodesk Exchange Appsストアにより、無償版、有償版を含め、容易に業務にフィットしたアプリやコンテンツを入手することができる。https://apps.autodesk.com/ACD/ja/Home

より長く使い続けられるのは?

建築分野であれ、製造分野であれ、この10年ほどのあいだに設計者が業務上求められる仕事の内容も成果物の品質も、かつてないほど大きな変化を遂げてきた。そうした変化に応えて設計者自身が変わっていく必要があったのはもちろんだが、彼らが使うCADソフトもまた、その新たな業務に応じて進化し続ける必要があった。この変化の流れは、今後も強まりこそすれ弱まることは決してないだろう。業務で使い続けていくには、CAD自身もまた不断の進化が求められる時代なのである。

CADソフトが継続的に進化していく上で重要なポイントとなるのは、その開発企業/組織の安定した経営基盤と確かな技術である。特に現今のような変化の激しい時代にあって、つねにトレンドを捉えたCAD作りを続けるのは容易ではない。AutoCADが毎年バージョンアップされ、適切な技術サポートが提供し続けられているのも、開発母体のオートデスク社が世界的なCADメーカーとして盤石な企業基盤と技術を備えているからこそ。もちろん、Jw_cadも数年おきにバージョンアップされているが、なかなかメーカー製品並みとはいかないのが現実だ。これに対してAutoCADは、前述の通り毎年確実にバージョンアップされ、最新の技術を取り入れながら限りなく進化しつづけている。

仕事の上で有利に使えるのは?

AutoCADとJw_cadの日本のユーザー層を比較してみると、Jw_cadユーザーは個人事業主の設計者や規模の小さな企業が中心のようだ。これに比べると、AutoCADユーザーは大手企業のユーザーが多く、特に建築系ではゼネコンなど大手企業、上場企業も多数いる。もちろん例外も多々あるが、個人事業主や小規模の会社では、特にコストの問題からフリーウェアのJw_cadを選択せざるをえないケースが多い。逆に大手企業ではリスクヘッジの観点からフリーウェアの導入にはどうしても問題が多いのである。

図面作成に係る作業に限れば、Jw_cadでも他社とのやりとりで不自由を感じることは多くないだろう。だが、それはあくまで作図という1分野に留まり、それ以上の広がりは求めにくいのが現実だ。たとえばビッグゼネコンの大型プロジェクトに参加する、海外企業との取引や国際プロジェクトに協力するとなれば、やはり世界標準のAutoCADが求められることが多くなる。CADはあくまで業務ツールに過ぎないが、その選択では「これからどのような仕事をしていきたいか?」という、あなた自身のビジョンと戦略が問われているのである。

AUTODESK AUTOCAD LT 2016

AUTODESK AUTOCAD LT 2016

世界中の企業やプロフェッショナルから支持されている、オートデスクの汎用2D CADソフト「AutoCAD LT」。建築・土木・製造業界をはじめ、設計図面を扱う現場にとっては欠かせないソフトだ。

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