冷媒

冷媒とは、熱を移動させるために用いられる物質(ガス)のことで、エアコンの場合は、室内機と室外機をつなぐパイプの中に循環しています。
冷媒は空気中の熱を乗せて、パイプ内を循環し、「熱交換器」まで熱を運びます。この冷媒による熱移動が冷房・暖房を実現しています。

エアコン用冷媒にはR32やR410A

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家庭用エアコン冷媒には、近年までHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)R22という「特定フロン」が使用されていました。
フロンとは、自然界には存在しない人工的に作られた物質で、フルオロカーボン(炭素とフッ素の化合物)のことを「フロン」と呼びます。
フロンにはHCFCのほか、CFC(クロロフルオロカーボン)があります。CFCとHCFCは塩素を含むオゾン層破壊物質であるため「特定フロン」と呼ばれています。
「特定フロン」はオゾン層の破壊や温室効果による地球温暖化の影響があるものとし、CFCは1995年末に全廃、HCFCも2015年1月からは6割削減(生産枠4割)、2020年1月には生産ゼロの全廃となる物質です。

現在はHCFCに代わる物質として、塩素を含まずオゾン層を破壊しない新代替物質HFC(ハイドロフルオロカーボン)が「代替フロン」として家庭用エアコンに使われるようになっています。
主流となっているのはHFC(R410A)という物質ですが、さらに地球温暖化防止に配慮した新冷媒HFC(R32)への転換も進められています。R32は従来のエアコン用冷媒HFC(R410A)と比べて、地球温暖化係数(GWP)が約1/3の冷媒となります。
しかしながら、現在主流の「代替フロン」もオゾン層破壊はないものの温室効果への影響はあるため、地球温暖化の原因になるとして問題となっており、今後はさらに低温室効果の冷媒(低GDP化)へ転換していくという課題が残っています。

エアコンを選ぶ際には、地球環境への配慮を考えた冷媒を採用したエアコンを選ぶようにしましょう。

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