電池の選び方ガイド

■ 電池の種類

現在、市販されている電池は、
マンガン電池 アルカリ電池 ニッケル電池 リチウム電池 ニッケル水素充電池
の五種類に大別されます。
ニッケル電池は、オキシ水酸化ニッケルを使用し、Panasonicが大きなシェアを誇っていた為、
その商品名である『オキシライド』が一般的な呼称となり、オキシライド電池とも呼ばれましたが、
初期電圧の問題 [※電池の特徴の項参照]  と新型アルカリ電池の発売により、市場から姿を消しました。

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■ 電池の特徴

マンガン電池

電流を止めると一時的に起電力が回復する特性を持っています。
その為、時計※1の様に低電圧で連続動作させるものや電卓やリモコン、コンロやヒーターの点火装置など、
短時間の使用や間欠的な動作を行うものに最適です。

アルカリ電池

使用時間に比例した電圧の減り方をします。
最も普及していて、長期保存可能なので、非常用電池としても最適です。
従来の電化製品の様に、終止電圧※2が低い機器に対しては、 最も高いコストパフォーマンスを示します。

ニッケル電池(=オキシライド)

高電圧を必要とする機器用に開発されただけ有り、デジカメ等でのコストパフォーマンスはかなり良いです。
しかし、初期電圧が 1.7 Vと高い為、利用する機器によっては故障や寿命を縮める事があるので、注意が必要です。
又、高電圧を長時間維持する特性から、デジカメ等の機器では、アルカリ電池より長持ちしますが、
中電圧以下しか必要としない機器に対しては、アルカリ電池の方が長持ちする場合が有ります。

リチウム電池

単価は高いものの、デジカメの撮影枚数における一枚単位のコストで考えると、
アルカリ電池の半額以下という圧倒的に高いコストパフォーマンスを誇ります。
寒い場所でも性能が落ち難い為、スキー場などで使用するには最適で、 アルカリ電池以上に長期保存可能なので、非常用電池としても最適です。

ニッケル水素充電池

現在、もっとも普及している二次電池※3
一次電池※3の方が容量が多いと思われがちですが、
実際に一次電池※3の中でニッケル水素充電池を完全に凌いでいるのはリチウム電池だけです。
自己放電してしまう性質から、時計などの長期的に使用する機器への使用や非常用の電池としては不向きですが、
『eneloop』等、従来のニッケル水素充電池の欠点を改善した商品が発売されています。

※1 電波時計については、その構造により若干出力が高く、一部のメーカーを除いて、アルカリ電池の使用が推奨されています。
※2 ある一定の電圧を切ると機器自体が動かなくなる電圧値で、カット電圧とも言います。
※3 充電出来ない使い切りの電池を一次電池、充電可能な充電池を二次電池と呼びます。

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■ 電圧による特性 [早見表]

  高電圧 中電圧 低電圧
マンガン電池 ×
アルカリ電池 注1
ニッケル電池
(=オキシライド)
注2 ×注2
リチウム電池
ニッケル水素充電池 × [○注3]

注1 基本的には不向きですが、Panasonicの『EVOLTA』等、ニッケル電池の後継として発売されたものは例外です。
注2 初期電圧が高い為、低〜中電圧帯を使用する機器の場合、利用する機器によっては故障や寿命を縮める事があるので、注意が必要。
注3 『eneloop』等、従来のニッケル水素充電池の欠点を改善したものは例外です。

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■ 電圧による特性 [詳細]

高電圧を必要とする機器 [※図1参照]

常時 1.0 〜 1.05 Vの電圧を必要とするレンジ。
デジタル機器はアナログ機器と違い、終止電圧を下回ると機能が完全に停止します。
このレンジでは、マンガン電池は出力が低過ぎて不向きで、 リチウム電池 ニッケル電池 ニッケル水素充電池が圧倒的に有利となります。
特にリチウム電池は圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、 ニッケル電池もリチウム電池程では有りませんが、
コストパフォーマンスはかなり良いです。

中電圧を必要とする機器 [※図2参照]

およそ 0.9 V以上の電圧を必要とするレンジ。
このレンジでも、やはりマンガン電池では出力が低く不向きで、
それ以外の電池では、やはりリチウム電池とニッケル水素充電池が長持ちしますが、差異が顕著ではなくなり、
1時間単位のコストで考えると、アルカリ電池が最もコストパフォーマンスが良いという結果になります。
これは高電圧を必要とする機器に比べ、消費電力が少なく、終止電圧も低い為です。
コストパフォーマンス重視か?
それとも使用時間重視か?
その時の状況によって使い分けてるのが良いかもしれません。

低電圧しか必要としない機器

時計やリモコンに代表される低電圧を対象としたレンジです。
このレンジでは、自己放電してしまう性質 [※欠点を改善した一部の例外を除く] から ニッケル水素充電池は不向きです。
長期使用を考えれば、リチウム電池とアルカリ電池が有利といえますが、 コストパフォーマンスや電池の特性を考えると、アルカリ電池かマンガン電池が有利です。
特に電流を止めると一時的に起電力が回復する特性を持つマンガン電池は最適です。

[図1] 高電圧を必要とする機器の場合

高電圧でないと動作しない機器の場合
[図2] 中電圧以下で動作する機器の場合

高電圧でないと動作しない機器の場合
グラフの色分け

※上記のグラフは各種類の電池の違いを示す為の大まかな概略図で、実際に使用する電池の性能によっては差異が生じます。

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チェックした商品履歴